登山初心者の装備と持ち物

低山

登山を始めるとき、僕が考えたのは「登山って危ないけど何を買えば安全に楽しめるの?」ということでした。

何をもって安全とするかは別ですが、要はどんな装備を整えれば楽しく登山ができるのかというのは、非常に気になる情報ですよね。

この記事では、僕の経験を元に、登山初心者が初めに準備するものを解説します。

いろいろと調べる前に

実は、農林水産省が登山を始める人に向けて記事を執筆して情報をまとめてくれていることを知っていますか?

身の回りに相談に乗ってくれる人がいない人や、本当に情報を集めるのに苦労している方。逆に情報過多で、どうしたらいいのかわからないという方は、まずは農林水産省のページで一度勉強してみましょう。

本当に基本的な各種装備の説明から、山の歩き方についてもわかりやすく解説してくれています。この記事を読む前に、一度農林水産省のページを読んでみてからこのブログを読むと、より理解が深まると思います。

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登山初心者が揃えるべきもの

登山初心者だからこそ、揃えるべき装備があります。日帰りの登山だったとしても、装備品と持ち物は、自分の生死を左右するため非常に重要です。

特に登山初心者であれば、何を持っていくことが重要なのかが不明な状態です。この状態で、無理な軽量化や、安易な考えで行動することは非常に危険であることを、まずは自覚しましょう。

そのうえで、自分が何を準備するべきなのかを考えるべきです。この記事では、登山初心者が始めに準備するべき装備について、ざっくりと解説します。

登山初心者の装備

装備品として初めに購入したい商品は、登山靴ですね。登山靴があると、怪我の可能性が一気に低くなり、歩き方にも変な癖がつくことも防止できます。

特に登山靴は、足首周りをしっかりとガードしてくれてソールも特殊仕様のものが多いです。普段のスニーカーなどの靴と比べて、頑丈さや防水性などが全然違います。登山靴をはくだけで、登山も減るし安全に山登りを楽しめるため、非常に重要な装備になります。

登山初心者であるからこそ装備品は、慎重にしっかりとしたものを選択する必要があるのです。

登山靴の選び方

一言に登山靴といっても、様々な選択肢があるので、非常に困惑しますよね。自分が歩く際にどのような癖があるのか、しっかりと考えてから、登山靴を探す必要があります。

考えても思い浮かばなければ、足が痛くなった経験を参考にしてください。登山靴には、各メーカーごとに特徴があり、その特徴を考慮して選んでいかなければなりません。

登山靴を選ぶ際には、専門店に赴き実際に履いて感触を確認することがベストです。

登山靴の選び方に関しては、次の記事で詳細に説明していますので参考にしてください。自分のお気に入りの一足を購入して満足のいく登山をしましょう。

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登山靴の種類

登山靴には、ハイカット、ミドルカット、ローカットの三種類があります。

  • ハイカットの方が靴が重たくなりますが、その分ガード力が高くなっています。
  • ミドルカットの登山靴は、踝までがっちりと覆われ、足首もガードしてくれるしソールも硬くて疲労感も少ないです。ローカットモデルより本格登山向きで、ハイカットよりも防御力などは弱いです。
  • ローカットの登山靴は、軽量で脱ぎ履きしやすいことが特徴です。

動きやすさの面から、近年はローカットが人気ですが個人的には中間に位置するミドルカットがおすすめです。

僕が重要視しているのは、基本的に怪我をせずに遭難することなく家に帰ることです。そのため、ローカットモデルも悪くはないですが、ミドルカットをお勧めしたいと思います。

登山靴と歩き方

登山靴を探していると、歩き方という言葉をよく目にするようになります。「どの歩き方がいいのか?」と思いますが、基本的にどの靴を選んでも歩き方は一緒だと思ってください。

「歩幅は狭く、足の裏全体で地面を捉え、重心は動かさない」ことが重要であると思います。垂直に足を上げて、垂直に足を下すイメージですね。登山では焦りは禁物ですので、一歩一歩の歩みもあせりなくどっしりと構えていきましょう。

基本的な歩き方はこの三つ(歩幅を狭く、足の裏全体で地面をとらえて、重心は動かさない)を守るだけで、「フラットフィッティング」という方法になります。つま先だけで歩くとか、踵から地面をとらえるなんて、そんな歩き方はよくないですよ。

歩く時のコツ

実際に登山道を歩く時は、勇気をもってできるだけ平らな場所を探して歩きましょう。

勇気を持つ理由としては、歩行距離が延びてしまうからです。それに、「どうせ登山に来ているのだから……」と思って、少し難易度の高い岩場や、少し無理のある階段をひとっ飛びなんてしていると後半再起不能になります。

蛇行しても大丈夫ですから、段差が低くなるように歩くことを意識し、ゆっくりと歩くことを心掛けましょう。

服装を揃える

登山では、服装も非常に大事です。多くの登山家は、登山をしたときに三種の神器として、「登山靴」「ザック」「雨具」を取り上げる人が多いです。

しかし、最初は「登山靴」「登山用の服」を準備した方が良いと、僕は考えています。ザックも雨具も重要で、代替えできるようなものを持っていなければ、購入しましょう。

登山靴は専用品で取り換えが聞かないですし、登山用の服がないと不快感が強くて、とてもではありませんが登山を満喫するなんて無理なんです。

なぜ服装が大事?

登山をする際には、基本的に長袖長ズボンです。

しかし、登山をすると自分の想像以上にエネルギーを消費し、冬でも汗をでもかきます。

その為、適当に服装を選んでしまうと服が汗を吸い続けてしまうのです。

そうなっては、不快感や服が重たくなる以外に、低体温や汗疹ができたりする危険があります。

服装の考え方

服装の考え方の基本は、重ね着(レイヤリング)です。

寒い真冬に何枚もモコモコの服を着るのと同じで、登山も何枚か服を重ねます。地肌につくところは、速乾・吸水性に優れていることが求められます。

外に行くにつれ、通気性や吸湿性などを考慮して構成していく必要があります。登山のレイヤリングは奥が深いので、しっかりと下調べをして服装の選択をしていきましょう。

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どこで服を買う?

服を購入する際には、お近くのmontbellのショップやスポーツ用品店に行きましょう。

店員さんに相談して、用途に合ったコーディネートをしてもらいましょう。

近年は、様々なオシャレな服があるので自分にぴったりの登山服を手に入れましょう。

初心者でも、オシャレに登山を楽しんでいきましょう。

装備品に関して

登山初心者の装備はどうしたらいいのでしょうか?一度に全部そろえると非常に楽しく登山できてうれしいですが、全部一括購入すると、10万円以上かかります。

また、季節に応じた装備も必要になりますよね。そんな装備を全部そろえて完全な状態で……となると、かなり先の未来まで登山なんてできなくなってしまいます。

ここでは、初心者(僕)の装備について簡単にですが説明していきます。

自分が行くときの装備品(初期)

初めに自分が初めて登山に行った時の装備を紹介します。

季節は春で往復15km程度の、標高差は500mで累計獲得高度も1000mもいかない程度の登山でした。

気温が予想外に30度まで上昇してしまい、脱水症状気味での登山となりました。水と登山靴の重要性を全く理解していなかった証拠ですね。

  • 速乾性、吸水性のあるスポーツ用アンダー
  • ポリエステル製の半そで
  • ポリエステル製の半ズボン(サイズ大きめ)
  • 帽子
  • ペットボトル2本(合計1L)
  • カロリーメイト(食べなかった)
  • 運動靴

この時は、登山靴も所持していませんでした。おかげで、足を取られた際に捻ったり挫いたりしそうで怖かったのを覚えています。

この装備に関して

登山後激しく後悔したのは、やはり登山靴の存在でした。

装備を整えるお金がなかったですが、登山でもハイキングでも相応の靴が必要です。初期装備は重要で、服装に関しては真夏にバスケをしていた頃のもので問題はなかったです。

トレッキングポールですが、長距離を歩いたりする時には欲しいかもしれませんね。今考えれば、当然ですが水分も足りず危険行為ですのでもっと考えて行動するべきです。

持ち物

水や食料のほかには、基本的に役立つ物を持ってはいきませんでした。

他にもっていったものは、次の通りです。

  • 地図
  • スマホ
  • 予備バッテリー
  • コンパス
  • 小銭入れ
  • 財布

ここで、案外便利なのが、小銭入れです。自販機でジュースを購入したり、JRで移動したりする際に便利でした。登山用の財布もあるようですが、今は小銭入れで満足しています。

財布と一緒にできると、荷物が減っていいかなと思います。

持ち物などについて

持ち物などは、基本的に自宅にあるもので揃えられます。

行動食もお握りやクッキーでいいですし、水筒がない場合には僕のようにペットボトルで大丈夫です。

持ち物は、登山する山の難易度で変わりますが初心者の内は少し多めを意識すると良いでしょう。

購入以外の選択肢

登山用品は購入するには、高価なものが多くあります。

その場合には、レンタルをすることがとてもお勧めです。

レンタルすることで、自分の道具を購入しなくて済みますし、点検や整備を行う手間も省けます。

自分の命を預けることもある重要品なので、その道のプロに確認して貰ったほうが安全安心なこともあります。

特に、本格的な登山になるとテントや調理器具、寝袋も必要になります。

レンタルすることで出費を最小限に留めて、いろんな山に挑戦しましょう。

初心者の装備!

最後に、初心者の装備をまとめてみましょう。

  1. 初めに購入するべきは、登山靴一択!
  2. 次に考えるのは、ザックと雨具だけど替えがあれば、服装を揃えよう!
  3. 高価な道具や装備品は、レンタルで済ませるのもおすすめ!
  4. 登山初心者でも、オシャレはしてもOK

登山初心者だからこそ、お金をかけるところは意識していきましょう!

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